なぜサウナがうつ病に効くといわれているのか

なぜサウナがうつ病に効くといわれているのか

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・最近眠れない
・なぜか不安を感じる
・動悸がする
・頭痛・胃痛がする

…実はこれ、うつ病の方の典型的な症状らしいです。こういった症状が出ている方は、一度試しにサウナに入ってみることをお勧めします。

 

 

 

 

 

サウナがうつに効くというエビデンス

実は、サウナ入浴がうつ病に対して効果があることは、海外の研究によって証明されています。

日本でもサウナはリラクゼーションやウェルビーイングの手段として広く紹介されていますが、これはしっかりと研究に基づいていることが分かりますね。

ある文献には、サウナに週4~7日入る方は週1日の方に比べてうつ病リスクが78%低いと記述されています。

参考:Cardiovascular and other Health Benefits of Sauna Bathing: A Review of the Evidence, Mayo Clinic Proceedings, 2018

 

 

自律神経を調整する効果

サウナの効能として有名なのが自律神経を整えることです。

自律神経は身体的症状に加え、うつ等の精神的症状と密接に関わっているといわれるので、その改善がうつの予防につながっているということも考えられそうですね。

自律神経失調症:明らかな身体の病気がないにも関わらず、自律神経のバランスが崩れていると感じることによる不調を指します。全身倦怠感、めまい、頭痛、動悸などがあります。(こころの耳 自律神経失調症 取得年2024年)

 

 

 

脳によい刺激を与える

サウナ入浴によってβ-エンドルフィンやオキシトシン、セロトニン等のいわゆる"脳内麻薬"が分泌されることが広く知られていますが、こちらも精神的にプラスの効果をもたらすと考えられています。

これらの神経伝達物質はストレスを緩和し、幸福感や精神安定の効果をもたらしてくれるそうです。

 

まとめ

ブームの渦中にあるサウナですが、ただ気持ちいいだけでなく、うつのような精神的トラブルにもしっかりとアプローチしてくれそうですね。

サウナがこれだけ流行っているのも、ストレス社会に生きる現代人に、このような特徴がうまく刺さっているからではないでしょうか。

 

 

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