生命の根源"毛細血管"にサウナが与えるといわれる影響4選

生命の根源"毛細血管"にサウナが与えるといわれる影響4選

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サウナに入るという行為の"毛細血管への働きかけ"が注目されています。

今回はサウナと毛細血管に関する良い影響について列挙しました。

 

 

 

 

アンチエイジング・美肌効果

サウナ浴によって毛細血管が膨張 ▶ 酸素・栄養等が全身にいきわたる ▶ 細胞の修復・交代を促進

細胞の健康維持には血管が大きくかかわっています。

その中でも全血管の95%を占めるといわれる毛細血管に働きかけることのできるサウナは、間接的に細胞の修復・交代を促進する可能性があると考えることもでき、ひいては"アンチエイジング"や"美肌効果"へとつながっていく期待が出来るそうです。

サウナの温度刺激は自律神経の調節力を高め、血行をよくします。また毛細血管内の血流も促進されます。(日本サウナ・スパ協会 サウナならではの身体効果 取得年)

毛細血管は皮ふに必要な栄養や酸素を届けるだけでなく、皮ふの弾力維持にも働いています。(SHISEIDO BEAUTY WELLNES 健やかな毛細血管で、ハリのある肌に? 宮永 美帆 取得年2024)

 

 

動脈硬化を予防

サウナ浴によって血流のポンプ機能促進 ▶ 血管自体に血流増加 ▶ 血管の軟化、拡張

サウナに入り血流を促進することで、血液の通り道である内皮細胞(これは毛細血管ではないですが)から一酸化炭素(NO)が分泌され、血管が軟化するそうです。

内皮細胞から一酸化窒素が分泌されると、平滑筋が緩んで血管が拡張し、やわらかくしなやかな状態になります。これが、サウナに入ることで動脈硬化を防げるかもしれないと考えられる理由です。

NOは、血管の内皮細胞から放出される物質で、血管を拡張してしなやかにして、血圧を安定させてくれます。NOは、血管を若く保ち、動脈硬化を防ぐ作用があるのです。(日本経済新聞 運動すると分泌される、血管老化を防ぐ注目の物質は? 2019年)

 

 

血管の劣化を抑制

サウナ浴によって毛細血管が新しくなる ▶ 血管の劣化(ゴースト血管)を抑制

一度ゴースト血管になってしまったらなかなか戻すのが難しいといわれています。定期的なサウナ浴で毛細血管を動かすことで、少しでも血管の劣化を抑制できることが期待されているそうです。

血流が悪くなると、体の隅々まで張り巡らされている毛細血管まで血液が十分に行き渡らなくなり、『ゴースト血管』となる危険性があるのです。(ウェザーニュース “冷え”の原因となる「ゴースト血管」とは? 復活させる秘訣は? 2024年)

 

 

 

がんや認知症等を予防

ゴースト血管を抑制 ▶ 毛細血管が体内の働きを維持 ▶ がん、認知症等を予防する効果

毛細血管が集中する臓器として代表的なのは肺、肝臓、腎臓等です。

よって毛細血管の健康を保つことはこれらの臓器の健康を保つことにもつながると考えられており、ひいては血管の機能異常に密接に関わっているがん等の病気をも防ぐことが期待されているのです。

血管の機能異常は,本邦の主な死因であるがん,心疾患,肺炎,脳血管疾患を含む多岐に渡る疾患の発症や進展と密接に関連している.(日医大医会誌 血管生物学研究における最近のトピック 福原 茂朋 2018年)

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